夏が来た

ついに雨があがってしまい、夏は来た。ひさしぶりの夏はやはり暑い。まだ身体に熱がこもっている。このような熱さを抱えると、きまって赤塚不二夫の『平家物語』がおもいだされます。入道死去。「自づから当たる水は焔となつて燃えければ黒煙殿中に満ち満ちて炎渦巻いてぞ上がりける」とか、「悶絶躃地してつひにあつち死にぞし給ひける」とか、やばかった。そういえばきょうは最先端のまんがを読んだのでした。すごく巧い。描けないアングルがなさそう。ひと息に読ませる流れがあって、繰り返し読める情報量があって。子供さんの脳に刻まれるんだろな。わたしもいまだにお熱でやばい清盛のようすを覚えている。像が残るの。