2022-01-01から1年間の記事一覧

すぐ泣くピョン

スラダン、ザファ*1 、おもしろかった!ごいっしょしたお客さんたちにも恵まれ、映画館体験としても清々しいものになりました。すばらしい集中力をありがとう。もともと、荒れても試合会場な臨場感と聞いてはおり、予告篇タイムのフリーダムっぷりに腹を括り…

右斜め 45°からえぐるように

打たれた。予告篇に遭遇して以来ずっと楽しみにしていた『ケイコ 目を澄ませて』*1、すごくよかった。リングに立つケイコ、リンクに立つフィギュアスケーターのよう。ボクサーもスケーターも、ひとは基本ひとりで戦うのだという恐ろしい現実をとてつもなくう…

ぜんぶ、ベゾスのせい

お母さんにかばんを新調した。いつもおなじ型の色柄違いを数年おきに買い足しては使い回していただいていて、こんかいは世の値上げラッシュに圧されたかたち。けれど目星をつけていたやつのポイントアップ期間に伺うと、1000円もの値上げがされていたのです…

熊不蟄穴

Happy Decembear! pic.twitter.com/BXmGbvwl91— Oregon Zoo (@OregonZoo) December 1, 2022

二択

シュトレンちゃんなにぶんきょねんのことなので、これをまた買おうとおもったのか、他所をあたろうとおもったのか、思い出せなかった。フルーツケーキのおいしい店のものなので不味くはなかろう…と、お買いあげし、切り、え? 具、少なくなくない? と、しょ…

トレース

いつかの試合で天井カメラが宇野昌磨選手のステップを捉えたとき、つい、模写のようりょうで軌跡をなぞろうとするや、まって??!?むり?!!と動揺したことがおもいだされる演技だった。高い技術には衝撃がある。

カラダにピース

エルピス、(真犯人は斎藤かなあと、別れのlineにおもった。タイミングも文体も刻みっぷりも、犯人って、だいたい幼稚で負けず嫌いじゃん。ところが斎藤が政策秘書のたぐいではなくタレント議員コースをとったため、容疑は晴れました。よかったね。顔を売り…

サイキックアニマル

カメムシが多く見られる年の冬は寒いというおばあちゃんの知恵袋みたいなやつを信じてはいても望んではいないし、例外を期待させたのは長く続いた春めいた秋なのに、冬は例年通りに訪れただけなのに不意討ちっていうか、これだから冬は…と恨めしさが増します…

月はどっちに出ている?

夜道をゆくときはふと、いまも。

燃やすしかないよ

ロケーションに盛大な火災が予想され、シチュエーションに確信し、ページを繰ればしょっちゅう「そく燃やせ…!」「いいから焼き払え…!」と願わざるを得ずだったゴシック・ホラー小説がぶじ全焼でハッピーエンドを迎えたのでよかった。

ジェラートは割引対象外

どうして『メニュー』がホラーで、『ドント・ウォーリー・ダーリン』がブラックコメディだなんて思い違いをしたのかはわからないけれど、フローレンス・ピューのしてた血豆のように赤黒いマニキュアと似たCHANEL LE VERNIS 18 ROUGE NOIRてのがかつて流行り…

ピュー

狭くて薄い身体にも脂肪は積もるもので、ようやく厚みが出てきた。ゆるゆると纏っていたハイゲージニットもジャストサイズなようそうをていしており、鏡のまえでためつすがめつすると、いっしゅん、ちょっと見、フローレンス・ピューじゃん?!??となる角…

おもしろい。星の影が星に落ちてるんだなあと見てとれる。遠いのにねえ。光りだって遠路はるばる届くものね。

Until Death

膝が痛むので整形外科にかかってみたら、たんてきに老化で、筋肉なさすぎ、とはいえまだ若いのだから筋トレをするよう、そしてそれはあなたが死ぬまでまいにち続けなければなりませんとのこと。おもわず「しぬまで…」と復唱し、「しぬまで」と念をおされた。…

ヴィクトリア朝の犬

紅茶が飲みごろになるのを待つあいだ、ケーキのゆらいをぐぐり、ヴィクトリア女王の愛犬を調べ、ポメラニアンと知り、わたくしの人生でゆきあった、少なくはない数の、いっぴきたりともフレンドリーだったためしのないポメ太郎たちをおもった。 ヴィクトリア…

てふてふ

電車で隣り合わせたひとの親指の爪のうえ、蝶々のとまっているようなアクセサリーに見とれた。前翅に白蝶貝、後翅にラインストーンのあしらわれた、触角も伸びやかに再現されたそれはとてもうつくしく、しかし指先にひっつけておくには大きすぎるというか、…

びろうなはなし

ある夜半、胃がピキッと痛み、横になるしかないが横になってもすぐれず、やがて野生のかんが告げる危機にトイレにおもむき、下ではないねえ…と便器に屈んで嘔吐した。それで終わりじゃあなさそうで、でも寝床にもぐりこみたかったので戻って、ふたたび胃がひ…

ピカッ

前をゆくTシャツの背中には数匹のピカチュウがプリントされていた。ひょろりと背の高い男の子で、ふっくらとしたマッシュルームカットで、明るい藁のような黄色があたまにピカチュウを乗っけてるようで、よかった。

強風どすえ

風は勢いを増すばかり。恐いんだけども、雨が降ってくるまえにできることをと後押しもされている。やっぱり物干し竿もおろしておこうと庭に出たら、そこかしこにバケツがかりだされていた。せっかくだから雨水を貯めるとのこと。水って、重いんだから!風が…

斜陽

近隣のどなたかの奏でる「My Heart Will Go On」の拙さに顔をあげると日は西に。沈む。おれの乗る船が。ピアノをやめろ。

ホンサンス祭り

ことしは二本立て。迷える青年を描いた『イントロダクション』と、もと映画女優の帰郷を描いた『あなたの顔の前に』でした。おもしろかった。ますます上手い。安西水丸のイラストレーションみたい。いつかかれの小説を撮ってくれないかな。 さて『イントロダ…

みんなもすなるNOPEといふものを…

駅からシネコンまで走らなくても済むようにと予定よりも一本早い電車に乗り込んだら 20分の遅れ、&乗り換えの必要が発生。不案内な案内放送に迷いながら乗りかえた電車は一本遅い、というか当初ご乗車予定だった便で、先行列車の遅れに伴い5分遅れで運行ち…

みずからのメッセージ

ゆうて本邦、ハイム三姉妹やらトゥンベリ氏やら輩出できるよな湿度じゃあないよね~!などとご歓談のところアイスコーヒーに伸ばした右手が結露に滑りグラスを。

閑話

なんだかあたまが重くて、のどの奥が腫れぼったいかんじで、なんだか吐き気もしてきたのですいかを食べて寝て、起きたらだいぶマシ。すいか、偉いな。すいかが蜜柑くらいの大きさで手で皮を剥けたら……早いだんかいで食い滅ぼされたことだろう。すいかは賢く…

no war

朝の膳に向ふ八月六日晴れ 原朋沖 *1 あげぱんとドライフルーツ *1:『合本俳句歳時記』(1997・角川書店)所載

備えよ常に

あんまり妙ちきりんな社会に世間体のようなものが瓦解し、ミッフィーのベッド敷きパッドを買った。おうちに帰ったそのあしでせんたっきに放り込み、干し、夜にはすっかり乾いたそれを広げてみた。いちめんミッフィーいちめんミッフィーいちめんミッフィーい…

犬と雷

これは2011年のハイクお絵かき。フィギュアスケートGPSのテレビ放送で見かけたレイチェル・フラット*1と犬ちゃんたちです。はちゃめちゃな多幸かんに感動&写しました。このとき、スケーターたちの進化に嘆息するとどうじに、わたしもいつかは犬を描けるよう…

カモンカモン

エビマヨの97%が衣だった。ひとくち噛って、え?と断面を確認しました。あんな細いエビが存在しようとはね。海は広いな。海といえば『カモンカモン』*1でいちばん楽しかったシーンは寄せては返す波と、なすがままに揺蕩うみなさんたちでした。もっと見ていら…

虹が見えた

燃え尽きそうな このメロディ *1 電車の窓から海を撮っていたら前の席の学生さんがそっとふりかえった。シャッター音がうるさかったかしらと軽く会釈すると、かのじょも外を見てスマホを取り出し、カメラをパリャリといわせて前へ向き直った。ねえ、海、きれ…

上半期ナイスラブシーン選手権

『Belfast』より ママとパパ鳥の求愛行動のよう。プリミチブ。小さな子供の目に映る世界の親たちの愛し合う姿があんなふうって、良い。 『CODA』より マイルズとルビー青春。ヒロインの片想い。音楽を通じてじょじょに距離が縮まってゆきます。よかったねえ…