stay healthy

ちょっと観たかった映画、直接的に間接的にセクハラパワハラ加害者の起用があり、それってハラスメントの容認、二次加害でしょと知人が意見しており、コロナで腰が重かったこともありスルーしたけれど賞レースを席巻し続けているので、暮れにまたかかるし、来年だって受賞記念上映の可能性がある。悩ましい。
感想や批評のなかで言及されてもいないそうで、たしかに。なぜ。じつはあんまり知られていないのかしら?
たんじゅんに、文章に「加害を容認はしません」「無理です」「遺憾すぎる」などを組み込む難しさもあるとおもう。作品について語ることと、ところで○○のセクハラ加害ですけどもしねってかんじです!との両立は難しい。どっちかだって難しいのに両方だなんて途方もない。「え?いま?そのはなし、しなきゃダメ?」てかんじ。「あとでよくない?こんど、また、べつのときにでも」ってね。そうして被害者を置き去りにし、加害の隠匿を手伝うことになる。すごい。共犯システム。恐い。壊さねば。
それにしても公式、かんじんの製作サイドはハラスメントについてどう考えてるんだろう。こんなベタな爆弾を抱えたまま伏せておくリスクは小さくはない。キムギドクほどじゃないか。でも本邦映画界、いまだにキムギドク特集たら企画しよるもんな。