Children of Deaf Adults

略してCODA。聞こえない親をもつ聞こえる子どもをそのように呼ぶことがあるそうで、『コーダ』は聞こえない両親と兄と暮らす女の子が歌の才能を見いだされるおはなし。おもしろかった。リメイク*1ですが新鮮に一喜一憂しました。船上で歌うルビー、すごくすてきだった。山彦海彦ときたら都会のコーダはどうしてるのかなって、おもっちゃいます。
本作、当地での公開当時は『殺人鬼から逃げる夜』*2と『サウンド・オブ・メタル』との三つ巴だったのです。そのちょっと前にはドライブマイカーとエターナルズの手話が話題になっていて、機会が増えてるなあと。それは変化を助けるので、これからも続いてほしい。コーダとかハリエット・タブマンとかの情報量はテレビドラマシリーズにも向いてるとおもう。ルビーのママ、映ってないところでいっぱいやらかしてるでしょ。

*1:原作『エール!』2014年 エリック・ラルティゴ監督

*2:2021年 クォン・オスン監督 聞こえない女性が連続殺人犯から逃走しまくる乳酸やばいサスペンス。ろう者とはべつの意味で声の届かない、弱い立場にあるひとたちをほうふつとしたのはフェミニズムの盛んな韓国の映画だからかも。