Aloha Oe

映画初めは『非常宣言』*1。もう、てんやわんやでへとへとになりました。コロナ禍に傷み疲弊したひとびとを目の当たりにするかんじ。いまだってみんなそうですが、最初の年のころに似てるの。気が緩んでない。恐い、つらい、迷惑、生きたい、死にたくない、愛するひとよどうか無事で、など、切迫感がすごい。とくに小さな女の子の持病、アトピー性皮膚炎との混同は、胸が痛かった。じぶんでも嫌でしょうがないから、みんなだって嫌だよねって、諦めちゃってる。人生はそんなの気にしないひと、つらくないように薬を塗ってくれるひとたちと出会うためにあるのだけれど、なにせ若い。『ルイス・ウェイン』を観よ。*2*3*4*5 ルイスウェインは非常宣言の「つづき」のようでもありました。人生は終わるまで続くのだから、愛はそのために運用してほしい。ハチャメチャな飛行に耐えたなら雰囲気なんかに酔わないで。*6

*1:"Emergency Declaration"(2022)ハン・ジェリム監督。ホノルル行きの旅客機で実行されたバイオテロと戦うおはなし。もしかすると『釜山行き』のお父さんを救いたかったのかもしれません。

*2:"The Electrical Life of Louis Wain"(2021)ウィル・シャープ監督・脚本。イギリスの誇る猫画家で、つねに妻との愛とともにあったルイス・ウェインの生涯。

*3:とはいえかれの妹たちは誰とも会えなかったんよね…

*4:エミリーはかのじょたちにも必要なひとだったろうにな。とくにキャロライン。

*5:階級社会がわるいね!

*6:ク刑事の死ぬ気のなさ、ソンガンホりょく……